【第7回診断トリプル大会】出場してきました
こんにちは。とんぽけ三年のミチルです。
このたび、第7回診断トリプル大会に出場してきました。
『診断トリプル』とは?
このたび、第7回診断トリプル大会に出場してきました。
『診断トリプル』とは?
くらうんさん制作の、診断メーカー「今日のトリプルバトルパーティ」を利用した大人気対戦フォーマットで、定期的に大会が開かれています。
名前を入力すると日替わりで6匹のポケモンがランダム出力されるので、出力されたポケモン達で実際にトリプルバトルのパーティを組み、対戦をするというルールです。
出力されるポケモンはそれぞれ6つの枠に分かれており、
①メガシンカポケモンが出力される「メガ進化枠」
②ギルガルド、もとい、鋼タイプorワイドガード持ちが出力される「ギルガルド枠」
③ねこだましを覚えるポケモンが出力される「猫だまし枠」
④おいかぜorトリックルームを覚えるポケモンが出力される「S操作枠」
⑤特性いかくのポケモンが出力される「威嚇枠」
⑥その他トリプルで見かける様々なポケモンが出力される「自由枠」
これらの枠から一匹ずつポケモンが出力されるため、トリプルバトルで重要となる要素は一通り抑えることができ、自然と戦えるパーティにはなるというワケ。まあ大抵はどうしようもないクソモン引いて頭かかえることになるんですが
実は以前とんぽけでも行われたことがあります。このときは僕が優勝しました。
くらうんさん制作「今日のトリプルバトルパーティ」はこちら
さて、僕はポケサー所属ではありますが、普段あまり積極的にポケモンをする方ではありません。いつもはサークルの対戦会や近場のオフにふらっと参加するくらいで、そもそもトリプルバトルの経験はほとんどゼロです。
そんな知識も実力も無いにわかプレイヤーの僕が、今回この大会に参加しようと思ったのは、部内で行った診断トリプルが面白く、また、このルールは自分向きだと感じたからです。

(サークル大会で使用、追い風・トリル・トリル封印の中速スイッチ。パーティが強くて優勝。)
僕は他のプレイヤーと比べてただ一つ、運だけは割と良い方だと思っています。たとえ腕に不足があっても、強いパーティを運よく引ければある程度は補えるはず。また、使うポケモンの種族を自分で考えなくても済むのも、手軽で良いです。たとえ強いパーティが引けなくとも、そのときはそのとき、普段はまず使わないであろうポケモン達による非日常バトルを楽しむことができるでしょう。
サークル大会は優勝できて楽しかったし、今度は本家大会にも出場してみようかと思い、今回の大会にエントリーしました。
きゅんさん主催「第7回診断トリプル大会」の詳細はこちら
というわけで出場した第7回診断メーカートリプル大会、まずは運命のパーティ抽選です。果たして「自分は運が良い方」などと豪語するミチル氏、宣言通り強力なポケモンをゲットすることができるのでしょうか・・・?
これが全出場選手の抽選パーティだ!!(合計種族値順)画像制作のノートさんに感謝。

僕の名前は一番上、一番上です。いやー、運がよかったですね!
種族値合計2位のすきやバイトさんはレジギガスの分で水増しされているし、僕のパーティは低いSをトリックルームで補う形になるだろうし、ぶっちぎりの高数値パーティと言えるでしょう。
とはいえ、ポケモンは種族値のみにあらず、このパーティも多くの不安を抱えています。
「ランクルスとバリヤードで、確実にトリルを成功できるのか?」
「このメンツで、トリックルーム中に攻め切れるのか?」
「岩・水タイプがかぶってしまったが、そんなガバガバ耐性で大丈夫なのか?」
不安はつきませんが、取りあえずパーティ制作。他のサークル員からもアドバイスをもらったりしながら、構築を決めていきました。
というわけで、これが今回使用した構築です。

バトルハウススーパートリプル150連勝
第7回診断メーカートリプル大会 5-0
~ざっくりとした解説~
トリルを貼ります。全体技を連打します。勝ちます。トリプルの定跡通りですね。
普段からトリプルを嗜んでいる本物のプレイヤーに立ち回りで勝負しても勝てないと思ったので、ブン回ったときの爆発力を求めて、前のめりな構築にすることを意識。
以下詳細解説
バンギラス @バンギラスナイト
ゆうかん HA(最遅) すなおこし→すなおこし
・いわなだれ ・かみくだく ・けたぐり ・まもる
メガ進化枠。説明不要、種族値700の最強ポケモン。個人的に大好きなポケモン、ぜひ今大会で使ってみたかったので、そういう意味でも運が良かった。
トリックルーム下で暴れます。砂嵐のスリップダメージは火力補佐にぴったり。
パーティ内で唯一まもることが出来る。攻撃技も一般的なものでしょう。
いわなだれの命中率が勝敗に直結します。本戦ではむしろ神回避を見せてくれました。
ランクルス @きあいのタスキ
れいせい C特化あまりHB調整(最遅) ぼうじん
・サイコキネシス ・シャドーボール ・よこどり ・トリックルーム
S操作枠。まずはこのポケモンがトリックルームを貼らないことには始まりません。トリル後は格闘を処理したり、よこどりで相手のワイドガードを奪い味方の全体技を通したり。
アイテムは迷いましたが、サークルの先輩であるおーたむさんの助言を受けてきあいのタスキに。これが大正解でした。「ランクルスにタスキまわす余裕があるのか・・・」と他の参加者の方に突っ込まれました、たしかに恵まれてますねぇ・・・。
特性ぼうじんはキノコのほうしなどの状態異常対策に。砂嵐も無効で相性はgood。
C特化しているため割と火力が出ます。サブウェポンのシャドーボールは最後までエナジーボールと悩んだ枠。シャドボだったおかげで勝てた試合があったので良かったですが、エナボを切った代償も安くはありませんでした。
若干トリルを貼るのに不安は多いですが、全体的に高性能なポケモンでした。うんうん。
バリヤード @こだわりスカーフ
むじゃき CS特化(最脆個体) ぼうおん
・サイコキネシス ・ねこだまし ・ファストガード ・トリック
猫だまし枠、兼、本構築のよく解らない枠。さまざまな補助技を使いこなす優良サポートポケモンであることは知っていましたが、パーティに合う技構成のイメージがイマイチ湧かず。一匹でランクルスをサポートできるのかも若干不安でした。
そんな折、サークル仲間から、「バリヤードのことならおーたむさんが詳しい、あの人はパラセクトの次くらいにバリヤードが好きだから」という話を聞き、おーたむさんに構築を相談。この「こだわりスカーフバリヤード」を提案していただきました。
スカーフを装備することにより、ねこだましの打ち合いに有利になり、サポート性能が飛躍的に向上。ねこだましで拘ってしまったバリヤードは、味方のランドロスが全体技に巻き込み退場させることで、トリックルーム発動後スムーズにエースアタッカーを着地させることができます。個体値を下げ、いかくを受けたランドロスの珠地震でも倒れるようにしました。
この構成なら、ねこだましの威力を少しでも上げるように、特性はテクニシャンにするべきでした。しかし気付いた時にはすでに大会当日、個体準備が間に合いませんでした。
いつも1ターン目に猫だけ撃って倒れていく道化の役割でしたが、しかしまぎれも無くこのパーティの立役者のはずです。
霊獣ランドロス @いのちのたま
ようき AS いかく
・じしん ・だいばくはつ ・はたきおとす ・とんぼがえり
いかく枠。ごぞんじ激強ポケモン。そして、この構築では、味方バリヤードの処理という重要な役割を担っています。
バリヤードを巻き込んで後続のエースにつなぐためのじしんとだいばくはつ、これも後続につなぐための技とんぼがえり、安定攻撃技のはたきおとす。岩タイプが2匹もいるから岩技はいらない。
当たり前ですが、それはもう強かったです。爆発は計画的に。
シャワーズ @こだわりメガネ
れいせい BCベース調整(最遅) ちょすい
・だくりゅう ・ねっとう ・れいとうビーム ・めざめるパワー(草)
自由枠。昔はシャワが一番好きだったなぁ、今はエフィブラ党だけど・・・。というわけで、ファイアレッド旅パ以来の手持ち入り。
この構築のエースアタッカー。いかくで軽減されない特殊全体火力で相手をガンガン削ります。アイテムは火力を求めてこだわりメガネ。
めざめるパワー草は一度だけ有効に打てる場面があったのですが、脳死だくりゅうプレイしてしまったことが悔やまれます。
だくりゅうの命中率が勝敗に直結します。本戦では一度も外しませんでした。それどころか命中率ダウンを引いて有効回避決めたりしてました。
アバゴーラ @こだわりハチマキ
ゆうかん HA(最遅) ハードロック
・いわなだれ ・アクアジェット ・ストーンエッジ ・はたきおとす
ギルガルド枠。エースアタッカーその2。砂嵐でDを、トリルでSを補った鉢巻アバゴーラの性能はかなりのもの。
いわなだれによる全体火力に加えて、終盤には削れた相手をアクアジェットで掃除する役割も。ワイドガードしてる場合ではない。
技構成はもうちょっと練るつもりだったのですが、結局ちゃんと考察するのを忘れてこのままで大会に参加してしまいました。試合中たきのぼりが欲しかった場面が多く、考察不足が悔やまれます。
いわなだれの命中率が云々。本戦では一度も云々。



初手はこの形から。ランクルスを右に投げるか左に投げるかを決めるだけですね、とっても簡単。
バリヤードがねこだまし、ランドロスはじしんorだいばくはつ、ランクルスがトリックルーム。2ターン目以降は、後続の全体技アタッカーで一気に畳みかけます。
こだわり三種+いのちのたまの採用、ふんだんに盛り込まれた全体技と、かなりパワフルなパーティ。しかし一方で、ワイドガードはおろかまもるすらほとんど採用できず、いかなる盤面でも愚直に殴り倒すしかありません。タイプ耐性も偏っており無理なポケモンが多数存在、草タイプはもう土下座です。
良くも悪くも、相手次第、当たり運次第なパーティ。高火力全体技という強みを生かして、なんとか押し切っていきたいところですね。
対戦レポ
大会はスイスドロー形式の5回戦、自慢のポケモン達を携え、いざ出陣!
一回戦 vsかじぼさん




(663W-WWWW-WW4D-AU44)
早速よく解らないポケモンがいる。しかし普通にメガクチートが厳しい。
目ん玉とびでるようなミスプレイを連発し、スイスドロー一回戦からいきなり今大会最大の苦戦を強いられることに。
初手選出



vs



初手はスカーフねこだましがマニューラに決まり、ランドのじしんはワイドガードに阻まれるも、無事にトリルを成功させる。
ここから全体技で果敢に攻めたてるも、ツボツボのパワーシェアでシャワーズの火力がごっそり削られる。さらに恐れていた事態、相手のクチートがこちらの駒よりトリル下で速い。火力を下げられたところに、ママンボウのいやしのはどうで粘られ、クチートが止められず大苦戦。
ここでママンボウを先に処理すべきだったのだが、これを長く放置し、仕事されまくってしまった。このドアホプレイが苦戦の原因。
結局クチートを最後まで倒せなかったが、だくりゅうで命中ダウンしたクチートから有効回避をもぎとり、相手の特殊めいそうランドロスからめいそうを横取ったランクルスがシャドーボールでなんとかクチートを打倒し辛勝。
ポケモン達に助けられる形になってしまった。浮足立ってたら駄目だなと、気を引き締め直して二回戦へ。
二回戦 vsマッチョさん




(FWRG-WWWW-WW4D-AU5G)
手持ちにマッチョなポケモンが見える。トリパミラーっぽいが、トリル下でより有利になるのは相手の方だろう。ランクルスとヤドラン、アバゴーラとパールルはそれぞれ同速、果たしてどうなるか。
初手選出



vs



初手、ランドロスのいかくが決まると、いきなりサワムラーがしろいハーブを摂取。なるほど特性かるわざか。これスカーフバリヤードより速いじゃん。どうしよう。
サワムラーはやはり軽快にバリヤードへ猫。こちらからトリルを貼るメリットは無いと考え初手から殴りに。相手側も様子見か、初手からトリルを急いてはこない。
2ターンからは得意の全体技で攻めたてていくも、ヤドランがここでトリルを展開。勝負はお互いに殴り合いへ。
ナッシー、カイリキーと、重い相手をなんとか最低限の被害で撃破。しかし、ランクルスがヤドランに同速負け、カイリキーに混乱させられたアバゴーラは自傷、こちらの遅い駒が働けずに倒されてしまう。そして現れるラスボスパールル、トリル下の水技がもはや止められない。
最後はパールルが目の前のバンギへだくりゅうか、対角のランドにみずのはどうかを当てる択ゲーに。択には負けたが、バンギがだくりゅうをかわしてなんとか辛勝。一手差を競うギリギリのダメージレースだった。
ところで相手パーティのグラエナがレベル21だったのだが、全く気が付かずに普通に倒してしまった。
苦戦続きに、トリプル勢の強さを実感しながら三回戦へ。
三回戦 vs seemさん




(NC9G-WWWW-WW4D-AU3J)
トリルを貼れれば有利っぽい。挑発を覚えるポケモンが多いが、はたして無事に貼れるか。
初手選出



vs



初手、再び登場するしろいハーブかるわざサワムラー。前の試合から何も学んでいない。
サワムラーはバリに超高速のねこだまし、シュバルゴがランクルスをシザ―クロスで狙いトリル阻止の構え。しかしここできあいのタスキ発動、見事耐えたランクルスがトリックルームを展開。さらに対角では、ランドロスがじしんを放ち、一撃で三匹ものポケモンを打ち倒す見事な働き。
そこからはだくりゅう→なだれ→だくりゅうの連打で押し込み勝利。いわゆるドブンムーブ。
この時点で全勝は僕を含めて4人。残り3人のパーティを確認し、ジョンさんには当たりたくないなーとか考えながら、4回戦へ。(結果から言ってしまうと、当たらなかった)
四回戦 vsでんりうさん




(979W-WWWW-WW4D-AU8K)
メガリザードンYを軸に、強力なポケモンの集まり。相手の格闘をかわしながら、上手くバンギで天候を取り、シャワーズの水技を通していきたい。
初手選出



vs



初手、突然危険を感じてみぶるいするドクロッグ。リザYと相性悪いもんなあ・・・
ナゲキが挑発でトリルを止めに来るかなと心配したが、そんなことはなくナゲキはハピナスに交代し、ランクルスはトリルに成功。そこからバンギを繰り出しリザに圧力をかけながら、天候合戦を挑むつもりが、突然ハピナスがにほんばれ。
最終的に天候合戦には負けたが、トリル下でバンギとランクルスが相手の駒をきちんと縛り、プレイの噛み合いもあって、順調に相手ポケモンを処理できた。腐り気味だったハピナスのみが場に残されてしまったところで、相手が投了。
流石に相性が良かった。でんりうさんにエールをもらい、優勝をかけた最終戦へ。
五回戦 vsぽんさん




(Q5CG-WWWW-WW4C-RK7Z)
このポケモン達でここまで全勝!?慌ててメガスピアー→メガバンギのダメージ計算を回す僕。(シザクロで確定だった)また、シザリガーの姿にも不安がよぎる。
しかしどんな相手であろうとも、僕はただトリルを貼って殴るのみ。
初手選出



vs



初手、トリル対策を持っていそうな気配のエアームドに、バリヤードが猫。一歩遅れてエテボースがバリヤードに猫するも既に遅し、ついにスカーフバリヤードの真骨頂が発揮される。綺麗に敵の妨害をかわし、ランクルスがトリックルームする理想的な立ち上がり。
しかし、ここで恐れていたことが、せっかく妨害を防ぎトリルを決めたのに、なんと相手のシザリガーがこちらのシャワーズより速く動く。悪い予感は当たり、シザに有効打をとれず、突破に時間と体力を消費してしまう。さらにまもるといかくを上手く使われ、時間を稼がれトリル終了。トリル中に相手の数は減らせたものの、こちらのポケモンも疲弊し、相手の場にはこちらを上から叩ける高速ポケモン達が並べられる。
しかしアバゴーラが残っていたため、ハチマキアクアジェットでなんとか反撃。メガスピアーもいかくを入れることが出来ていたため、バンギラスで突破し、ついに勝利。
というわけで、第7回診断トリプル大会、優勝しました!
勝因ですが、やはり、運が良かった。引いたポケモンはいずれも強力で、苦手な相手にさえ当たらなければ勝てるようにと構築したのですが、本当に運よく勝てました。無理無理な相手には当たらなかったし、だくりゅうは全部当たりました。
しかし、たとえ運だのみとはいえ、最高の結果を得られたことは素直に嬉しいです。
このようなオンライン大会に参加させていただくのは初めての経験だったのですが、とても楽しかった。大会の雰囲気が良く、初参加の僕でも気楽に楽しめました。
診断トリプルというルールもやはり好きです。かつてバトルファクトリーでネジキが、普段使わないようなポケモンを使って、そのポケモンのことを好きになってくれたら嬉しい、というようなことを言っていましたが、まさに診断トリプルはそういうフォーマット。大会が終わるころには、使ったポケモン達に愛着が湧いていました。バリヤードはいつかちゃんと使ってあげたいですね・・・
たまにはサークル外でポケ活するのも良いものですね。次回大会も、ぜひとも参加させていただきたいです。
改めて、主催のきゅんさん、参加者の皆さん、構築相談に乗ってくれたおーたむさんおよび公園勢の皆々様、ありがとうございました。
それではまた。
(終わり)
名前を入力すると日替わりで6匹のポケモンがランダム出力されるので、出力されたポケモン達で実際にトリプルバトルのパーティを組み、対戦をするというルールです。
出力されるポケモンはそれぞれ6つの枠に分かれており、
①メガシンカポケモンが出力される「メガ進化枠」
②ギルガルド、もとい、鋼タイプorワイドガード持ちが出力される「ギルガルド枠」
③ねこだましを覚えるポケモンが出力される「猫だまし枠」
④おいかぜorトリックルームを覚えるポケモンが出力される「S操作枠」
⑤特性いかくのポケモンが出力される「威嚇枠」
⑥その他トリプルで見かける様々なポケモンが出力される「自由枠」
これらの枠から一匹ずつポケモンが出力されるため、トリプルバトルで重要となる要素は一通り抑えることができ、自然と戦えるパーティにはなるというワケ。
実は以前とんぽけでも行われたことがあります。このときは僕が優勝しました。
くらうんさん制作「今日のトリプルバトルパーティ」はこちら
さて、僕はポケサー所属ではありますが、普段あまり積極的にポケモンをする方ではありません。いつもはサークルの対戦会や近場のオフにふらっと参加するくらいで、そもそもトリプルバトルの経験はほとんどゼロです。
そんな知識も実力も無いにわかプレイヤーの僕が、今回この大会に参加しようと思ったのは、部内で行った診断トリプルが面白く、また、このルールは自分向きだと感じたからです。

(サークル大会で使用、追い風・トリル・トリル封印の中速スイッチ。パーティが強くて優勝。)
僕は他のプレイヤーと比べてただ一つ、運だけは割と良い方だと思っています。たとえ腕に不足があっても、強いパーティを運よく引ければある程度は補えるはず。また、使うポケモンの種族を自分で考えなくても済むのも、手軽で良いです。たとえ強いパーティが引けなくとも、そのときはそのとき、普段はまず使わないであろうポケモン達による非日常バトルを楽しむことができるでしょう。
サークル大会は優勝できて楽しかったし、今度は本家大会にも出場してみようかと思い、今回の大会にエントリーしました。
きゅんさん主催「第7回診断トリプル大会」の詳細はこちら
というわけで出場した第7回診断メーカートリプル大会、まずは運命のパーティ抽選です。果たして「自分は運が良い方」などと豪語するミチル氏、宣言通り強力なポケモンをゲットすることができるのでしょうか・・・?
これが全出場選手の抽選パーティだ!!(合計種族値順)画像制作のノートさんに感謝。

僕の名前は一番上、一番上です。いやー、運がよかったですね!
種族値合計2位のすきやバイトさんはレジギガスの分で水増しされているし、僕のパーティは低いSをトリックルームで補う形になるだろうし、ぶっちぎりの高数値パーティと言えるでしょう。
とはいえ、ポケモンは種族値のみにあらず、このパーティも多くの不安を抱えています。
「ランクルスとバリヤードで、確実にトリルを成功できるのか?」
「このメンツで、トリックルーム中に攻め切れるのか?」
「岩・水タイプがかぶってしまったが、そんなガバガバ耐性で大丈夫なのか?」
不安はつきませんが、取りあえずパーティ制作。他のサークル員からもアドバイスをもらったりしながら、構築を決めていきました。
というわけで、これが今回使用した構築です。

バトルハウススーパートリプル150連勝
第7回診断メーカートリプル大会 5-0
~ざっくりとした解説~
トリルを貼ります。全体技を連打します。勝ちます。トリプルの定跡通りですね。
普段からトリプルを嗜んでいる本物のプレイヤーに立ち回りで勝負しても勝てないと思ったので、ブン回ったときの爆発力を求めて、前のめりな構築にすることを意識。
以下詳細解説

ゆうかん HA(最遅) すなおこし→すなおこし
・いわなだれ ・かみくだく ・けたぐり ・まもる
メガ進化枠。説明不要、種族値700の最強ポケモン。個人的に大好きなポケモン、ぜひ今大会で使ってみたかったので、そういう意味でも運が良かった。
トリックルーム下で暴れます。砂嵐のスリップダメージは火力補佐にぴったり。
パーティ内で唯一まもることが出来る。攻撃技も一般的なものでしょう。
いわなだれの命中率が勝敗に直結します。本戦ではむしろ神回避を見せてくれました。

れいせい C特化あまりHB調整(最遅) ぼうじん
・サイコキネシス ・シャドーボール ・よこどり ・トリックルーム
S操作枠。まずはこのポケモンがトリックルームを貼らないことには始まりません。トリル後は格闘を処理したり、よこどりで相手のワイドガードを奪い味方の全体技を通したり。
アイテムは迷いましたが、サークルの先輩であるおーたむさんの助言を受けてきあいのタスキに。これが大正解でした。「ランクルスにタスキまわす余裕があるのか・・・」と他の参加者の方に突っ込まれました、たしかに恵まれてますねぇ・・・。
特性ぼうじんはキノコのほうしなどの状態異常対策に。砂嵐も無効で相性はgood。
C特化しているため割と火力が出ます。サブウェポンのシャドーボールは最後までエナジーボールと悩んだ枠。シャドボだったおかげで勝てた試合があったので良かったですが、エナボを切った代償も安くはありませんでした。
若干トリルを貼るのに不安は多いですが、全体的に高性能なポケモンでした。うんうん。

むじゃき CS特化(最脆個体) ぼうおん
・サイコキネシス ・ねこだまし ・ファストガード ・トリック
猫だまし枠、兼、本構築のよく解らない枠。さまざまな補助技を使いこなす優良サポートポケモンであることは知っていましたが、パーティに合う技構成のイメージがイマイチ湧かず。一匹でランクルスをサポートできるのかも若干不安でした。
そんな折、サークル仲間から、「バリヤードのことならおーたむさんが詳しい、あの人はパラセクトの次くらいにバリヤードが好きだから」という話を聞き、おーたむさんに構築を相談。この「こだわりスカーフバリヤード」を提案していただきました。
スカーフを装備することにより、ねこだましの打ち合いに有利になり、サポート性能が飛躍的に向上。ねこだましで拘ってしまったバリヤードは、味方のランドロスが全体技に巻き込み退場させることで、トリックルーム発動後スムーズにエースアタッカーを着地させることができます。個体値を下げ、いかくを受けたランドロスの珠地震でも倒れるようにしました。
この構成なら、ねこだましの威力を少しでも上げるように、特性はテクニシャンにするべきでした。しかし気付いた時にはすでに大会当日、個体準備が間に合いませんでした。
いつも1ターン目に猫だけ撃って倒れていく道化の役割でしたが、しかしまぎれも無くこのパーティの立役者のはずです。

ようき AS いかく
・じしん ・だいばくはつ ・はたきおとす ・とんぼがえり
いかく枠。ごぞんじ激強ポケモン。そして、この構築では、味方バリヤードの処理という重要な役割を担っています。
バリヤードを巻き込んで後続のエースにつなぐためのじしんとだいばくはつ、これも後続につなぐための技とんぼがえり、安定攻撃技のはたきおとす。岩タイプが2匹もいるから岩技はいらない。
当たり前ですが、それはもう強かったです。爆発は計画的に。

れいせい BCベース調整(最遅) ちょすい
・だくりゅう ・ねっとう ・れいとうビーム ・めざめるパワー(草)
自由枠。昔はシャワが一番好きだったなぁ、今はエフィブラ党だけど・・・。というわけで、ファイアレッド旅パ以来の手持ち入り。
この構築のエースアタッカー。いかくで軽減されない特殊全体火力で相手をガンガン削ります。アイテムは火力を求めてこだわりメガネ。
めざめるパワー草は一度だけ有効に打てる場面があったのですが、脳死だくりゅうプレイしてしまったことが悔やまれます。
だくりゅうの命中率が勝敗に直結します。本戦では一度も外しませんでした。それどころか命中率ダウンを引いて有効回避決めたりしてました。

ゆうかん HA(最遅) ハードロック
・いわなだれ ・アクアジェット ・ストーンエッジ ・はたきおとす
ギルガルド枠。エースアタッカーその2。砂嵐でDを、トリルでSを補った鉢巻アバゴーラの性能はかなりのもの。
いわなだれによる全体火力に加えて、終盤には削れた相手をアクアジェットで掃除する役割も。ワイドガードしてる場合ではない。
技構成はもうちょっと練るつもりだったのですが、結局ちゃんと考察するのを忘れてこのままで大会に参加してしまいました。試合中たきのぼりが欲しかった場面が多く、考察不足が悔やまれます。
いわなだれの命中率が云々。本戦では一度も云々。



初手はこの形から。ランクルスを右に投げるか左に投げるかを決めるだけですね、とっても簡単。
バリヤードがねこだまし、ランドロスはじしんorだいばくはつ、ランクルスがトリックルーム。2ターン目以降は、後続の全体技アタッカーで一気に畳みかけます。
こだわり三種+いのちのたまの採用、ふんだんに盛り込まれた全体技と、かなりパワフルなパーティ。しかし一方で、ワイドガードはおろかまもるすらほとんど採用できず、いかなる盤面でも愚直に殴り倒すしかありません。タイプ耐性も偏っており無理なポケモンが多数存在、草タイプはもう土下座です。
良くも悪くも、相手次第、当たり運次第なパーティ。高火力全体技という強みを生かして、なんとか押し切っていきたいところですね。
対戦レポ
大会はスイスドロー形式の5回戦、自慢のポケモン達を携え、いざ出陣!
一回戦 vsかじぼさん






早速よく解らないポケモンがいる。しかし普通にメガクチートが厳しい。
目ん玉とびでるようなミスプレイを連発し、スイスドロー一回戦からいきなり今大会最大の苦戦を強いられることに。
初手選出



vs



初手はスカーフねこだましがマニューラに決まり、ランドのじしんはワイドガードに阻まれるも、無事にトリルを成功させる。
ここから全体技で果敢に攻めたてるも、ツボツボのパワーシェアでシャワーズの火力がごっそり削られる。さらに恐れていた事態、相手のクチートがこちらの駒よりトリル下で速い。火力を下げられたところに、ママンボウのいやしのはどうで粘られ、クチートが止められず大苦戦。
ここでママンボウを先に処理すべきだったのだが、これを長く放置し、仕事されまくってしまった。このドアホプレイが苦戦の原因。
結局クチートを最後まで倒せなかったが、だくりゅうで命中ダウンしたクチートから有効回避をもぎとり、相手の特殊めいそうランドロスからめいそうを横取ったランクルスがシャドーボールでなんとかクチートを打倒し辛勝。
ポケモン達に助けられる形になってしまった。浮足立ってたら駄目だなと、気を引き締め直して二回戦へ。
二回戦 vsマッチョさん






手持ちにマッチョなポケモンが見える。トリパミラーっぽいが、トリル下でより有利になるのは相手の方だろう。ランクルスとヤドラン、アバゴーラとパールルはそれぞれ同速、果たしてどうなるか。
初手選出



vs



初手、ランドロスのいかくが決まると、いきなりサワムラーがしろいハーブを摂取。なるほど特性かるわざか。これスカーフバリヤードより速いじゃん。どうしよう。
サワムラーはやはり軽快にバリヤードへ猫。こちらからトリルを貼るメリットは無いと考え初手から殴りに。相手側も様子見か、初手からトリルを急いてはこない。
2ターンからは得意の全体技で攻めたてていくも、ヤドランがここでトリルを展開。勝負はお互いに殴り合いへ。
ナッシー、カイリキーと、重い相手をなんとか最低限の被害で撃破。しかし、ランクルスがヤドランに同速負け、カイリキーに混乱させられたアバゴーラは自傷、こちらの遅い駒が働けずに倒されてしまう。そして現れるラスボスパールル、トリル下の水技がもはや止められない。
最後はパールルが目の前のバンギへだくりゅうか、対角のランドにみずのはどうかを当てる択ゲーに。択には負けたが、バンギがだくりゅうをかわしてなんとか辛勝。一手差を競うギリギリのダメージレースだった。
ところで相手パーティのグラエナがレベル21だったのだが、全く気が付かずに普通に倒してしまった。
苦戦続きに、トリプル勢の強さを実感しながら三回戦へ。
三回戦 vs seemさん






トリルを貼れれば有利っぽい。挑発を覚えるポケモンが多いが、はたして無事に貼れるか。
初手選出



vs



初手、再び登場するしろいハーブかるわざサワムラー。前の試合から何も学んでいない。
サワムラーはバリに超高速のねこだまし、シュバルゴがランクルスをシザ―クロスで狙いトリル阻止の構え。しかしここできあいのタスキ発動、見事耐えたランクルスがトリックルームを展開。さらに対角では、ランドロスがじしんを放ち、一撃で三匹ものポケモンを打ち倒す見事な働き。
そこからはだくりゅう→なだれ→だくりゅうの連打で押し込み勝利。いわゆるドブンムーブ。
この時点で全勝は僕を含めて4人。残り3人のパーティを確認し、ジョンさんには当たりたくないなーとか考えながら、4回戦へ。(結果から言ってしまうと、当たらなかった)
四回戦 vsでんりうさん






メガリザードンYを軸に、強力なポケモンの集まり。相手の格闘をかわしながら、上手くバンギで天候を取り、シャワーズの水技を通していきたい。
初手選出



vs



初手、突然危険を感じてみぶるいするドクロッグ。リザYと相性悪いもんなあ・・・
ナゲキが挑発でトリルを止めに来るかなと心配したが、そんなことはなくナゲキはハピナスに交代し、ランクルスはトリルに成功。そこからバンギを繰り出しリザに圧力をかけながら、天候合戦を挑むつもりが、突然ハピナスがにほんばれ。
最終的に天候合戦には負けたが、トリル下でバンギとランクルスが相手の駒をきちんと縛り、プレイの噛み合いもあって、順調に相手ポケモンを処理できた。腐り気味だったハピナスのみが場に残されてしまったところで、相手が投了。
流石に相性が良かった。でんりうさんにエールをもらい、優勝をかけた最終戦へ。
五回戦 vsぽんさん






このポケモン達でここまで全勝!?慌ててメガスピアー→メガバンギのダメージ計算を回す僕。(シザクロで確定だった)また、シザリガーの姿にも不安がよぎる。
しかしどんな相手であろうとも、僕はただトリルを貼って殴るのみ。
初手選出



vs



初手、トリル対策を持っていそうな気配のエアームドに、バリヤードが猫。一歩遅れてエテボースがバリヤードに猫するも既に遅し、ついにスカーフバリヤードの真骨頂が発揮される。綺麗に敵の妨害をかわし、ランクルスがトリックルームする理想的な立ち上がり。
しかし、ここで恐れていたことが、せっかく妨害を防ぎトリルを決めたのに、なんと相手のシザリガーがこちらのシャワーズより速く動く。悪い予感は当たり、シザに有効打をとれず、突破に時間と体力を消費してしまう。さらにまもるといかくを上手く使われ、時間を稼がれトリル終了。トリル中に相手の数は減らせたものの、こちらのポケモンも疲弊し、相手の場にはこちらを上から叩ける高速ポケモン達が並べられる。
しかしアバゴーラが残っていたため、ハチマキアクアジェットでなんとか反撃。メガスピアーもいかくを入れることが出来ていたため、バンギラスで突破し、ついに勝利。
というわけで、第7回診断トリプル大会、優勝しました!
勝因ですが、やはり、運が良かった。引いたポケモンはいずれも強力で、苦手な相手にさえ当たらなければ勝てるようにと構築したのですが、本当に運よく勝てました。無理無理な相手には当たらなかったし、だくりゅうは全部当たりました。
しかし、たとえ運だのみとはいえ、最高の結果を得られたことは素直に嬉しいです。
このようなオンライン大会に参加させていただくのは初めての経験だったのですが、とても楽しかった。大会の雰囲気が良く、初参加の僕でも気楽に楽しめました。
診断トリプルというルールもやはり好きです。かつてバトルファクトリーでネジキが、普段使わないようなポケモンを使って、そのポケモンのことを好きになってくれたら嬉しい、というようなことを言っていましたが、まさに診断トリプルはそういうフォーマット。大会が終わるころには、使ったポケモン達に愛着が湧いていました。バリヤードはいつかちゃんと使ってあげたいですね・・・
たまにはサークル外でポケ活するのも良いものですね。次回大会も、ぜひとも参加させていただきたいです。
改めて、主催のきゅんさん、参加者の皆さん、構築相談に乗ってくれたおーたむさんおよび公園勢の皆々様、ありがとうございました。
それではまた。
(終わり)
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